UI のタッチまたはリスト関連コマンド経由で最後に選択されたリスト内の項目
祖先 - オブジェクト (PRIM_OBJT)
CurrentItem は、SELECTLIST や GET_ENTRY などの LANSA のリスト コマンド、またはマウスやキーボードにより最後に扱われたリスト内のアイテムです。 CurrentItem が設定されると、このリスト 定義に関連付けられたフィールド値がコンポーネントに返されます。これにより、イベントが起動された時に最後のアイテムのフィールド値が正しいことを確実にすることができます。 CurrentItem を頼りにして最後にクリックされたアイテムを識別する際には注意が必要です。これは実際は FocusItem になり、これは別のアイテムがクリックされるまで変更されません。 ですが CurrentItem はシンプルなマウスオーバーによる影響を受けます。 Currentitem は、DoubleClick イベントや SELECTLIST などのリストに直接関連する処理に一番適しています。 ボタンのクリックにより最後のアイテムを処理する場合など、外部ソースにより起動されるアクションを扱うる場合は、FocusItem を使用することが推奨されています。 リスト内のアイテムに対して反復処理を行う FOR コマンドは CurrentItem に影響を与えません。
CurrentItem を使ってリストに追加された最後のアイテムに対するイメージを設定します。
Add_Entry To_List(#List) #ListCheckBox.CurrentItem.CheckState := Checked
CurrentItem を SELECTLIST のループ内で使用して、読み取り専用のエントリーを非表示にします。
SelectList Named(#List) #List.CurrentItem.Visible := (*Not #ReadOnly) EndSelect
FOR コマンドを使用すると、並べ替えられた順序で項目が繰り返し処理されますが、 CurrentItem は設定されません。 GET_ENTRY を使って CurrentItem を設定し、確実にコンポーネントにフィールド値が返されるようにします。
For Each(#Item) in(#List.Items) Get_Entry Number(#Item.Entry) From_List(#List) * User processing here EndFor
名前 | 記述 |
---|---|
ComponentClassName | コンポーネントのクラス名です。 オブジェクト (PRIM_OBJT) より継承 |
ComponentMembers | このコンポーネントの全てにアクセスできるようにします。 オブジェクト (PRIM_OBJT) より継承 |
ComponentPatternName | コンポーネントのクラスを制限します。 オブジェクト (PRIM_OBJT) より継承 |
ComponentTag | インスタンス用に値を格納できる汎用スペース オブジェクト (PRIM_OBJT) より継承 |
ComponentType | ComponentType ではコンポーネントのタイプ情報にアクセスできます。 オブジェクト (PRIM_OBJT) より継承 |
ComponentTypeName | ComponentTypeName 十分適格なコンポーネントのクラス名です。 オブジェクト (PRIM_OBJT) より継承 |
Enabled | リスト アイテムを有効、無効にします |
Height | アイテムの高さ (ピクセル) |
Hint | 現在のアイテム用に表示するヒント |
HintPopup | 省略値のテキスト ボックスの変わりに使用するポップアップパネル インスタンスが利用できるようにします。 |
HintTitle | リストの現在のアイテム用に表示するヒントのタイトル |
Left | リストの左境界線に対する、リストアイテムの位置 |
MouseOverStyle | マウスオーバー時にアイテムに適用されるスタイル |
MouseOverStyles | マウスオーバーで列見出しに適用するスタイルのコレクション |
Name | コンポーネントの名前 オブジェクト (PRIM_OBJT) より継承 |
Owner | コンポーネントのオーナーです。 オブジェクト (PRIM_OBJT) より継承 |
Parent | このインスタンスが添付されているコンポーネント インスタンス。コントロールのビジュアル コンテナまたは子インスタンスのコレクション オブジェクト (PRIM_OBJT) より継承 |
Popup | 現在のアイテムのために表示するポップアップ |
Style | 現在のアイテムに適用されるスタイル |
Styles | 現在のアイテムに適用されるスタイルのコレクション |
ThemeDrawStyle | アイコンに適用するテーマの描画スタイルの名前 |
Top | リストの上境界線に対する、リスト アイテムの位置 |
Visible | リストアイテムの表示または非表示 |
Width | リストアイテムの幅 (ピクセル) |
名前 | 記述 |
---|---|
CreateInstance | コンポーネントを作成する時に CreateInstance のイベントを実行します。 リストの現在のアイテム (PRIM_MD.ListCurrentItem) より継承 |
DestroyInstance | コンポーネントが解除される前に DestroyInstance のイベントを実行します。 リストの現在のアイテム (PRIM_MD.ListCurrentItem) より継承 |
EPC142030 February 2019