2.5 機密保護設定
[リスナー情報] ダイアログ上で [機密保護] ボタンを押すと、このダイアログが開きます。(リスナー情報ダイアログにたどり着くには、管理機能メイン・ウィンドウの [拡張設定] メニューから [リスナー] を選択します。)。LANSA通信エクステンションのサーバー側は通信回線が機密保護か非機密保護回線を判断します。
[暗号化アルゴリズム]
暗号化アルゴリズムは、転送データを暗号化するために使用されます。
オプションは以下の通りです。
- [NON - 暗号化なし] - 暗号化が適用されません。LANSA通信エクステンション V10.0 以前のリリースに適用されます。
- [SSL - セキュア ソケット レイヤー使用] – SSL (Secure Socket Layer) およびその後継である TLS v1 は今日最も広く使用されているプロトコルで、ネットワーク通信のエンドツーエンドの暗号化を提供します。暗号化によるデータ保護の最善策として、このオプションが推奨されています。現在、全てのプラットフォームに対し、OpenSSL に基づく実装がされています。OpenSSL に関する詳細は、http://www.openssl.org (英語) を参照してください。OpenSSL の使用には、サーバー認証用の証明書は必要ありません。
- [DES - DES 暗号化アルゴリズム] - DES (Data Encryption Standard algorithm) データ暗号化標準アルゴリズム。この標準は1981年にANSIによって適用されました。DESはブロック暗号で、64ビット・ブロックを暗号化します。キーの長さは64ビットです。
- [TWF - Twofish 暗号化アルゴリズム] - Twofish 暗号化アルゴリズム (TWF)。TWOFISHは128ビット・ブロック暗号です。可能なキーの長さは、128、192、256ビットです。しかしながら、アメリカの制限の影響でLANSAでは128ビットのキーのみ使用します。TWOFISH暗号アルゴリズム。Advanced Encryption Standard(AES、高度暗号化標準)として知られる新しい暗号化標準の最後の5項目のうちの1つです。この標準はNIST(National Institute of Standards and Technology)によって紹介されました。
[圧縮]
このオプションを選択して、接続中の圧縮可能および圧縮不可を指定します。
暗号化や圧縮アルゴリズムを使用すると、通信セッションにおいて、より多くのCPUサイクルが消費されます。
このオプションは SSL 使用時は利用されません。SSL ではプロトコルにデータ圧縮が統合されています。