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物理インスタンスリスト

開発者にとっては、インスタンスリストのデータ実体がどのように格納、処理されるか、理解しておくと役立つかも知れません。

そこで、インスタンスリストの物理的実装について、基本的な事項をいくつか説明しておきましょう (既述の「プログラム的識別子」も参照)。

付属のSECTIONSビジネス・オブジェクトでは、AKey1 = 部門コード(Department Code)、AKey2 = 部課コード(Section Code)という規約になっています。

また、EMPLOYEESビジネス・オブジェクトでは、AKey1 = 部門コード(Department Code), AKey2 = 部課コード(Section Code)、AKey3 = 社員番号(Employee Number)と定義されています。

したがって、SECTIONとEMPLOYEEの間には、構成されたキー・リレーションがあることになります。 

SECTIONSとEMPLOYEESのインスタンスリストは、物理的にはっきり分離して格納されているわけではなく、例えば次のように混在しています。

 

ビジネス・オブジェクトの型 AKey1 AKey2 AKey3 Visual ID1 Visual ID2

SECTIONS

ADM 01

 

ADM

01

EMPLOYEES

ADM 01 A1001

A1001

BEN JONES

EMPLOYEES

ADM 01 A1012

A1012

PATRICK PAUL

SECTIONS

ADM 02

 

ADM

02

EMPLOYEES

ADM 02 A0090

A0090

FRED BLOOGS

EMPLOYEES

ADM 02 A1014

A1014

JOHN MOORE

SECTIONS

LEG 01

 

LEG

01

EMPLOYEES

LEG 01 A1019

A1019

CHARLES DICKENS

など

 

 

 

 

 

 

インスタンスリストを適切に処理し、Visual LANSAのツリー・コントロールに表示できるようにするためには、この SECTIONS と EMPLOYEES 間のキー構造リレーションは不可欠です。  「親子リレーションの計画 (VLF-WIN の場合)」も参照してください。

物理インスタンスリストについては、次のような事項も頭に入れておくとよいでしょう。