1.5.6 LANSA組み込みファンクション

複雑な計算を伴うアプリケーションを開発する場合、専用のプログラム、あるいはAPI(Application Programming Interfaces)を用意する必要があるかも知れません。例えばファックスやバー・コード、画像などの処理が必要になることは多いでしょう。LANSAには、こういった技術を扱うための標準インターフェースとして、組み込みファンクション(BIF:Built-In Function)という仕組みがあります。

これは外部プログラムを呼び出すための仕様で、標準化、公開されています。一定の呼び出しインターフェースに従うことで、プログラムの管理が非常に単純になります。同じコードで異なるプラットフォームにもそのまま対応できる、という利点もあります。例えばファックス処理用のBIFは、RDMLプログラムの中から呼び出して使えます。このBIFは、IBM i の場合はFAX/400プログラムとのインターフェース、PCの場合はWIN/FAXプログラムとのインターフェースになっています。さらに、BIFは標準の「プラグイン」として、開発者が自由に定義できます。

LANSAにはよく使われる標準BIFが付属しています。日付データ操作用のFINDDATE、文字列操作用のSCANSTRINGなどがあります。さらに、クライアント/サーバー型のアプリケーション構築に役立つ、CONNECT_SERVER、CALL_SERVER_FUNCTIONなどといったBIFもあります。

サード・パーティー製のBIFもあり、OV_BIFと称します。これは他のLANSA開発者が作成、公開しているもので、それぞれの条件に従って利用できます。例えばPC用のOV_BIFであるOV_PASTE_CLIPBOARDには、Windowsのクリップボードに情報を貼り付ける機能があります。

BIFの開発は誰でもできます。特定のプラットフォーム用のものはもちろん、さまざまなプラットフォームで動作する可搬性の高いものもあります。例えば、IBM i 用の既存のRPGプログラムとのインターフェース、あるいは各種のプラットフォームで動作するCプログラムとのインターフェースをBIFとして実装することができるでしょう。RDMLでBIFを記述することも可能です。

次のトピックも参照してください。

LANSA テクニカル リファレンスガイド』の「組み込み関数

LANSA アプリケーション設計ガイド』の「独自の組み込み関数の作成