フォームと再利用可能パーツは、Ancestorというプロパティを持ちます。これを使用し、コンポーネントが継承するコンポーネントを指定します。「継承」とは、コンポーネンが祖先と同じ特性やコンポーネントを持つことを意味します。例として、以下のものが同じになります。
デフォルトでは、フォームは基本のVisual LANSAフォームである#PRIM_FORMを継承します。#PRIM_FORMを変更することはできません。ただし、祖先のフォームとして他のフォームを指定することができます。
デフォルトでは、再利用可能パーツは、#PRIM_PANELを継承します。これは、基本のVisual LANSAパネルです。ボタン(#PRIM_PHBN)やLANSAフィールドなどの任意のタイプのコンポーネント(フォームを除く)を再利用可能パーツの祖先にすることができます。再利用可能パーツにロジックのみが含まれる場合は(かつビジュアル・インターフェースを含まない)祖先を#PRIM_OBJにするとメモリ効率が最もよくなります。
Ancestorとその他の継承関連プロパティは、[LANSAの設定] ダイアログで [拡張機能の表示] オプションが選択されている場合に限り、エディターに表示されます。