LANSAで使用される基本的なフィールド・タイプのグループを以下に示します。
文字/文字列 |
英数字データ(SBCS、SBCSとDBCSの混合、またDBCSのみのいずれか)を保管します。タイプはAlpha、String、Char、およびCLOBです。 |
Unicode 文字/文字列 |
Unicode で英数字データを保管します。(文字/文字列はネイティブ・コードページで保管します)多言語でデータを損失することなく扱うことが可能です。タイプは NChar および NVarChar です。 |
数値 |
数値データをさまざまな形式で保管します。タイプはSigned、Packed、Integer、およびFloatです。 |
日付/時刻 |
日付と時刻のデータを保管します。タイプはDate、Time、DateTimeです。 |
バイナリー |
バイナリー・データを保管します(このデータはコードページ変換に制約されません)。タイプは Binary、VarBinary、BLOB です。 |
LOB |
非常に桁数の多い文字データまたはバイナリー・データを保管します。タイプはCLOB、BLOBです。 |
ブール値 |
真と偽の値を保管します。 |
次の表でグループ間におけるフィールド変換の概要を示します。Yesは、フィールド・タイプ・グループ間の変換が可能なことを表します。ただし、変換は常に正常に行われることを表すものではありません。例えば、DBCSデータからSBCSデータの変換、または"Hello world"などの値を数値に変換することはできません。
一般的な変換規則
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上記の表に関する注記
1. CLOBはファイル・ポインターとして扱われます。数値や日付/時間フィールド・タイプへの変換はサポートされていません。
2. 以下の変換はサポートされません。
3. DateTime -> Date、およびDateTime -> Time の変換は明快です。
4. LOBの「値」はファイル名です。したがって、変換の際にコピーされるのはファイル名で、データではありません。不適切なファイル名がLOBにコピーされると、ある段階で障害が発生します。
5. Unicode 文字列からネイティブ文字列へ変換する場合、組み込みファンクション AsNativeString の使用が必要な場合があります。