リスト上でフィールドがどのように表示されるかを以下に示します。
PRIM_GRID (Grid Control), PRIM_LTVW (ListView Control) and PRIM_TRVW (Tree Control) all support Field Visualization.違いはわずかで、機能的に問題なければ、どれもほとんど同じように使えます。フィールド・ビジュアライゼーション機能の違いを表に示します。
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次に、リスト・コンポーネント内に埋め込まれたフィールド・ビジュアライゼーションについて説明しましょう。
リスト・コンポーネント PRIM_GDCL(グリッド)、PRIM_LVCL(リスト・ビュー)、PRIM_TVCL(ツリー・ビュー) の列はすべて、フィールド・ビジュアライゼーションをサポートし、次のようなプロパティを備えています。
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例:数値フィールドの表示方法として「PRIM_EVSE(SpinEdit)」が定義され、さらにピックリストも指定されているとしましょう。UsePicklistプロパティがFALSEであれば、スピン編集ボックスの形で表示したとき、所定の数値範囲にわたって値を調整するという、普通の使い方ができるようになります。一方、TRUEであれば、ピックリストに列挙されている値を順に切り替える、という使い方になります。
リスト上のフィールド・ビジュアライゼーションを決める処理は、フォーム上の場合よりもやや技巧的です。フォームの場合、単純にフィールド・ソースに表示クラスを追加し、それを使うだけです。自分で追加した機能しか使えないので、問題が生じることはほとんどありません。一方、リストの場合、初めての開発者には少々面倒に見えるかも知れません。というのも、リスト・コンポーネントの場合、列に対する設定との組み合わせが必要になるからです。列に対応する各フィールドの内容に適しているかどうかとは無関係に、どの表示方法でも選択できるようになっています。リスト・コンポーネント上のフィールド・ビジュアライゼーションの使用に、特に注意が必要なのはこのためです。実際に試してみる前に、サンプルをすべて読み、全体像を把握しておいてください。疑問が生じた場合もサンプルが手助けになるはずです。