フィールドの値とその表示とは独立した概念です。実際、画面に表示する文字列とは異なる値を、フィールド値として設定することも可能です。この場合、フィールドの値とその画面表示とは一致しないことになります。
例「SEX(Alpha(1))」というフィールドを定義したとしましょう。ピックリストを追加し、ここに2項目を追加します。さらに、この2項目に対してオプションや値を設定してください。このフィールドを、フォーム上に、ボタン・セットの形で表示します。
この場合、画面表示上はピックリストに載っている値にしか変更できませんが、フィールドそのものにはどのような値でも設定できる、という形のコードを記述しても、正常にコンパイルできます。
ピックリストのNoMatchActionプロパティで、このような場合の動作を指定できます。
プロパティ名からもわかるように、これはフィールドの画面表示に関係する機能です。フィールド変数の値を変更する以外の動作を設定することも可能です。一般に表示部品は、可能な限り、フィールド値を画面に表示しようとします。しかし逆に、ピックリストにない値をフィールド変数に設定することも可能なのです。