仮想列に関する検討事項
仮想列の定義にあたっては、次のような点を検討してください。
- 3GLコードを使えば、より複雑な仮想列も定義できます。3GLコードは、IBM iであればRPG、Windowsなど他のプラットフォームであればCで記述します。複数のプラットフォームで動作させたい場合は、3GLコードの記述にも充分な注意が必要です。3GL コードを使用した仮想列作成の詳細については、『LANSA/AD ユーザーガイド』の「仮想列」を参照してください。
- 命名規則に従い、仮想列名の末尾3文字は「VIR」としてください。これにより、開発者が列を仮想列と識別するのに役立ちます(「列名の標準化」を参照)。
- 仮想列は他の列から派生したものであって、テーブル内に実際に存在する列ではありません。したがって、物理テーブルやインデックスのキーとして使うことはできません。キーとして使いたい場合は、テーブルの構成を見直し、仮想列ではなく実列として実装する必要があります。
- ほとんどの場面で、仮想列は他の一般の列と同様に扱われます。したがって、例えば列単位、テーブル単位妥当性規則を設定することも可能です。出力用に使うテーブルの場合、妥当性規則は実列でなく仮想列の方に定義しなければなりません。実列の方に定義してしまうと、これを外部テーブルに出力する前に仮想列を参照する場合、検証が済んでいないデータを使うことになってしまいます。
次のトピックも参照してください。
『LANSA テクニカル リファレンスガイド』の「仮想列定義」
『Visual LANSA ユーザーガイド』の「[テーブル列] タブ」