テーブル定義の一部として、バッチ制御ロジックを定義する例を紹介します。
例1
この節の最初にも紹介した取引データ入力システムで、次の3つのテーブルがあるとします。
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ここでBDEBIT(バッチ借方合計)およびBCREDIT(バッチ貸方合計)は、あるDATE(日付)、BATCH(バッチ処理単位番号)のDEBIT(借方)およびCREDIT(貸方)の合計値を表します。同様に、DDEBIT(日次借方)およびDCREDIT(日次貸方)は、あるDATE(日付)のDEBIT(借方)およびCREDIT(貸方)の合計値です。
バッチ制御による集計処理を組み込むためには、次のバッチ制御ロジックを、テーブルENTDTA(入力データ)の定義に追加する必要があります。
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例2
次の例は、注文の「頭書き」テーブルと「明細行」テーブルから成るアプリケーションです。
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「頭書き」テーブルのTOTDUE(合計)は、「明細行」テーブルの、該当するレコードのVALUE(金額)を集計して求めます。すなわち、TOTDUEは関連する請求書明細行の合計です。
バッチ制御による集計処理を組み込むためには、次のバッチ制御ロジックを、テーブルORDLIN(明細行)の定義に追加する必要があります。
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