識別列は、テーブルごとに1つしか設定できません。複数あっても、外部テーブルのインポート・コマンドは、そのうち先に見つかった方のみを認識します。
識別列の値を明示的に指定してレコードを挿入/更新することはできません。識別列がプライマリ・キーでもある場合、INSERTコマンドのFIELDS(…)パラメータでその旨を指定する必要があります。ただし、この列の値をINSERTコマンドで明示的に指定することはできず、指定したとしてもその値にはなりません。
一意的な値が自動的に決まりますが、具体的にどんな値になったかは、挿入後に行を読み直してみるしか知る手段がありません。行を一意に特定して取得しなければならないので、識別列とは別に、プライマリ・キー、値が一意に決まるインデックスのいずれかが必要です。
注:IBM i用の外部テーブルをIBM i以外のプラットフォーム上でコンパイルする際、テーブルをいったん削除してから再作成し、データをインポートし直すと、識別列の値は新たに生成されるので、従前の値と同じになるとは限りません。
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