4.1.2 プロセス名、ファンクション名の標準規約
社内開発の場合、プロセス名やファンクション名は次のように標準化するとよいでしょう(一般販売用のパッケージ開発の場合は別)。
- ここで「oooo」の部分は、プロセスやファンクションが(データ・モデルのエンティティにもとづき)主として扱うオブジェクト名を表す。例えば、顧客(Customer)ならば「CUST」、注文(Order)ならば「ORDR」。
- プロセス名の「nn」の部分は、「oooo」の部分が同じプロセスを区別するために割り当てる順序番号。例えば「顧客情報のオンライン保守」プロセスは「CUSTPR01」、「顧客情報のバッチ保守」プロセスは「CUSTPR02」。
- ファンクション名の「aaa」の部分は、オブジェクトに対する操作(アクション)を表す。例えば保守(maiintenance)ならば「MNT」、レポート作成ならば「REP」とし、複数のレポート作成処理がある場合は「R01」、「R02」、「R03」などとして区別。
以上を参考に、オブジェクトの命名規約を定めて全員に遵守させるよう強くお勧めします。詳しくは『LANSA アプリケーション設計ガイド』の「プロセスとファンクション」を参照してください。
『LANSA ッテクニカル リファレンス』の「LANSA オブジェクト名」も参照してください。
プラットフォームについて
- IBM i:プロセス名は、LANSA区画全体で一意である必要があります。ファンクション名は、そのファンクションが作成されるプロセス内で一意でなければなりません。1つの区画内でファンクションが別のプロセスにある場合は、同じ名前を付けることができます。
- Windows:プロセス名は、LANSAシステム全体で一意である必要があります。すべてのファンクションは、タイプ *DIRECT として定義する必要があります。ファンクション名は、区画内で一意でなければなりません。