17.4.3 DBID、DBUT、DBII、DBITのパラメータ

ユーザーは、DBID= (データベース/ソース識別子) パラメータとX_RUNを使って、アプリケーションを接続するデータベース/ソースの名前を指定します。

データベース識別子パラメータは2つあります。

DBID

ユーザー・データベース識別子です。ユーザーのアプリケーション・テーブルがあるデータベースです (例:CUSTMST)。

DBII

内部の/リポジトリ・データベース識別子です。Visual LANSAディクショナリ/リポジトリがあるデータベースです (例:LX_F03 - フィールド定義)。

 

DBII=の省略値はDBID= と同じです。2つが同じであれば、ユーザーは DBIIを指定する必要はありません。

データベース・タイプ

DBID= と DBII= は、DBUT と DBITパラメータを持ち、使われているデータベースのタイプを示します。

注:DBID= と DBII=が異なり、特別な値 *ANY, *NONE, *AS400 または *OTHERが使われていない場合、DBID と DBIIは同じVisual LANSAリポジトリとオブジェクト定義を持つ必要があります。例えば次のようになります。DBII=LX_LANSA, DBID=LX_USER, DBIT=MSSQLS の場合(DBUTが提供されている場合、DBITと同じである必要があります)、 LX_LANSA と LX_USERは同じLANSAオブジェクト定義を含んでいます。したがって、あるオブジェクトが追加または修正されると、他のデータベースにエクスポートされる必要があります。

DBIT と DBUT は、同じタイプのデータベースを指定する必要があります 。例えば、DBIT=MSSQLS で DBUT=MSSQLSと指定します。次のように指定すると無効になります。DBIT=MSSQLS で DBUT=SQLANYWHERE

DBUT

DBID=パラメータ内で指定されたユーザー・データベースのタイプです。省略値は以下のとおりです。
WindowsはMSSQLS
LinuxはODBCORACLE

DBIT

DBII=パラメータ内で指定されたディクショナリ/リポジトリデータベースのタイプです。DBII=パラメータが提供されていない場合は、DBUTデータベース・タイプが使用されます。
省略値は以下のとおりです。
WindowsはMSSQLS
LinuxはODBCORACLE

 

DBID= と DBII= 内で名前を付けられたデータベース/ソースをデータベース特性にリンクするため、DBUT= と DBIT= の値は重要です。

データベース特性は、「17.8.4 X_DBMENV.DAT ファイル」で説明されている "x_dbmenv.dat"(データベース環境定義ファイル) 内で定義されます。

ユーザーが (例えば DBID=内で) 指定するデータベース/ソース をデータベース・タイプ (DBUT=内で指定される) にリンクする機能は重要です。

例えば、DBUT=MSSQLSと指定すると、DBMSが発行する一式の SDエラー・メッセージ/リターン・コードは、DBUT=SQLANYWHEREと指定する場合と異なります。これらのDBMS固有のバリエーションは、"x_dbmenv.dat"ファイル内で定義されます。

特別な値 DBID=*NONE および DBII=*NONE

Visual LANSAは、特別な値 DBID=*NONE の DBID= および DBII= パラメータ内での使用をサポートします。

特別な値 *NONE は、 Visual LANSAアプリケーションに使用可能なローカル (または接続されたサーバー) データベースがないことを示します。

このオプションを使うことにより、Visual LANSAアプリケーションは、SQL/ODBCスタイルのデータベースがインストールされている/ローカルに使用可能なフォームがなくても、実行可能になります。

DBID=*NONEをすべてのプロセスで使用する場合、関数とファイル・レベル・セキュリティ・チェックは無効になります。

*NONE を DBID または DBII とともに使用する場合、ユーザーはXQファイルも使用します。これは「17.7 .XQ*ファイル」で説明されています。

通常ユーザーは、エンドユーザーのPC上またはアプリケーションのテストにのみこのオプションを使用します。

Visual LANSA または Visual LANSA開発環境のフォームを使う際、ユーザーはアクセス可能なリポジトリ・データベースを持つ必要があります。

特別な値 DBID=*ANY、DBID=*AS400、DBID=*OTHER

Visual LANSAは、特別な値 *ANY、*AS400、*OTHER の DBID=  パラメータ内での使用をサポートします。

これらの特別な値は、Visual LANSAアプリケーションに使用可能なローカル (または接続されたサーバー) データベースがなく、最初に起動された関数またはコンポーネントが、自動的に指定されたサーバーに接続されることを示しています。

DBID=*ANY、DBID=*AS400またはDBID=*OTHERを使う場合、ユーザーは、自動的に接続したいPS (プライマリ・サーバー) の特性を定義する一連のPSxx=パラメータ値とともに、「17.7 .XQ*ファイル」に記述されている.xq*ファイルを使用します。PSXXパラメータの要件については、「17.4.12 PSxx サーバー・パラメータ」を参照してください。

DBID=*ANY、*AS400または*OTHERを使うことは、名前を指定したサーバー・システムへの自動的な接続を取得すること以外、DBID=*NONEを使うこととまったく同じです。

このオプションを使うことにより、Visual LANSAアプリケーションは、SQL/ODBCスタイルのデータベースがインストールされている/ローカルに使用可能なフォームがなくても、実行可能になります。

通常ユーザーは、エンドユーザーのPC上またはアプリケーションのテストにのみこのオプションを使用します。開発にVisual LANSAを使用する場合、ユーザーはアクセス可能なリポジトリ・データベースを持つ必要があります。

有効な DBID= および DBII= 設定および推奨事項

以下は、様々なクライアント (Windows)/サーバー環境に有効で推奨されるDBID= および DBII=の設定です。

環境

コメント

DBID=

DBII=

フルクライアント/サーバーからサーバー

すべてのアプリケーションが、DBMSサーバーに直接作動し、ローカルDBMSは必要ありません/使用できません。

*ANY
*AS400 *OTHER

*NONE

混合クライアント/サーバー

ほとんどのアプリケーションが、DBMSサーバーに直接作動し、必要なローカルDBMSへのアクセスは限られています。

<名前>

*NONE

主にクライアント側

ほとんどのアプリケーションが、ローカルDBMSサーバーに直接作動し、必要なローカルDBMSへのアクセスは限られているか、またはアクセスは不要です。

<名前>

*NONE