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4.2.1 プロセスとは何か

LANSAでは、関連するファンクション(プログラム)をまとめたグループを「プロセス」と呼びます。RDMLファンクションを集めた「入れ物」と考えてもよいでしょう。さらに、ユーザーがファンクションを起動できるよう、メニューなどの形でインターフェースを提供する働きもあります。LANSAのファンクションはすべて、いずれかのプロセスに属しているものとして定義する必要がありますが、コンポーネント(フォーム、再利用可能パーツ、WAMなど)を使って開発する場合は、LANSAのプロセスを必要としません。

プロセスは、対話環境で使う場合、選択肢を並べた「メニュー」あるいはアクション・バーの形で画面に表示されます(「4.2.2 プロセスの表示形態」を参照)。この意味で「プロセス」を、ファンクションを起動するために使う、インタープリタ型の制御表あるいは制御メニューと考えてもよいでしょう。RDMLで記述するわけではないので「プログラム」ではありませんが、コンパイルの対象となります。バッチ環境では、単一のファンクションだけ、あるいは緊密に関連するファンクション群(互いに関連するレポート作成機能など)をまとめて、「プロセス」を構成するのが普通です。

プロセスには次のような特性があります。

どのようなファンクションから構成される、どのようなプロセスを用意するかは、アプリケーション・システムの設計工程で決まります。プロセス/ファンクションの構成は、モジュール化設計における大切な工程であり、保守性の高いシステムを構築するためにも重要です(『LANSA アプリケーション設計ガイド』の「プロセスとファンクション」を参照)。

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次のトピックも参照してください。

4.2.4 プロセスの作成方法