ファイルを操作可能な状態に変換する手順

ファイルを操作可能な状態に変換するためには、次の3つの作業を順に行う必要があります。

ファイルを定義してもそのままでは使えず、操作可能な形に変換しなければなりません。すなわち、上の3つの処理をすべて施す必要があるのです(ただし、論理ファイルを定義しなかった場合その生成は不要)。順に手動で実行しても、LANSAの自動処理に任せてもかまいません。

一方、リポジトリのフィールド定義やファイル定義を変更した場合も、必要に応じて上記の処理を施し、新しい定義に沿って操作可能な形に変換しなければなりません。もっとも、変更内容によっては、すべての処理を最初からやり直さなくも構わない場合もあります。例えば妥当性規則を追加しただけであれば、物理ファイルや論理ファイルを生成し直す必要はありません(「再コンパイルの対象」を参照)。

通常は必要な処理が自動的に判断されますが、フィールド単位の変更は正しく検出されない場合があります。例えばあるフィールドの省略値を変更した場合、影響範囲を自分で調べ、OAMを再コンパイルするよう指示しなければなりません。一方、フィールドの長さを変更した場合は、3つの作業がすべて必要であると自動的に認識されます(「再コンパイルが必要になる条件」を参照)。

このとき実際には、データベースやオペレーティング・システムに関係するさまざまな処理が施され、具体的な内容はプラットフォームその他によって異なるのですが、LANSAを使っている限り、その詳細を意識する必要はありません。例えばOS/400の場合、OS管理下の物理ファイルや論理ファイルを生成します。これに対し、Windowsの場合は、適当なデータベース管理システム上にSQLテーブルを生成する、という処理になります。

ファイルを操作可能な状態に変換するには、ファイルのコンパイルコマンドを使います。起動するとコンパイル オプションダイアログ・ボックスが現れるので、必要な設定をしてください。

必要な場合のみコンパイルを行うをオンにすると、コンパイルが必要かどうか事前に調べるようになります。ただし、フィールド単位の定義変更をすべて検出することはできません。例えばあるフィールドに対する妥当性規則を変更した場合、自動では検出されないので、明示的に再コンパイルを指示する必要があるのです。ただし、フィールドの長さを変更した場合は、自動検出されます。

再コンパイルした場合、既存のデータをいったん保存し、再読み込みするよう指示することができます。再読み込みが必要なデータ量は、テーブルにどのような変更を施したかによって変わります(「ファイル定義を変更した場合のデータの取り扱い」を参照)。

生成されたソース・コードを保存しておく必要はありません。ただし、Linuxなど、Cのソース・コードが必要なプラットフォームに移植する場合を除きます。

次のトピックも参照してください。

LANSA テクニカル リファレンスガイド』の「ファイル コンパイル オプション