DateTime は、ISO 形式 (YYYY-MM-DD HH:MM:SS[.fffffffff]) のタイムスタンプを内容とする、固定長フィールドです。秒の小数点以下の値がない場合の長さは 19 桁、小数点以下の値がある場合は、その桁数に応じて 21 桁から 29 桁になります。 長さの指定がない場合、デフォルトの長さは 26 桁になります。これは移植可能な最大長であり、ISO のデフォルト YYYY-MM-DD HH:MM:SS.ffffff になります。
DateTimeフィールドの内部には常にUTC(協定世界時)の日時が入っています。UTCはGMT(グリニッジ標準時)を表す最新の用語です。LANSAは必要な場合にUTCへの変換およびUTCからの変換を自動で実行します。DateTimeの表示やデータベースへの保管にUTCまたはローカル時間のどちらを使用するかを、DUTCとSUTC属性を使用して定義します。
*Null値は1900-01-01 00:00:00です。
Datetimeリテラルはタイム・ゾーンを使って指定できます。またタイム・ゾーンを使わずに指定することもできます。
タイム・ゾーンを使わないリテラル形式はISO形式(上記にて説明)として知られています。ISO 形式では、DateTime リテラルは UTC 形式です。したがって、ローカル時間ではなくイギリスのグリニッジ時間を指定します。秒および秒の小数部は任意です(指定がない場合はゼロにセットされます)。この形式にはスペースが含まれるので、単一引用符で囲み、エディターが DateTime リテラルであることを正しく識別できるようにする必要があることに注意してください。例えば、'2004-02-03 00:10:30' のようになります。
タイム・ゾーンを使用したリテラル形式は ISO8601 として知られています。ISO8601 形式では、UTC を意味する Z、または UTC からの時差を表す +/-hh:mm のいずれかのデータがタイム・ゾーンに常に指定されます。ISO8601形式を標準ISO形式と区別するため、またタイム・ゾーン値を区別するために、日付と時間の間のブランクをTに置き換えます。秒の小数部は任意です(指定がない場合はゼロにセットされます)。例えば、*NULL 値は 1900-01-01T00:00:00Z です。 また、1994-11-05T08:15:30-05:00は1994年11月5日8時15分30秒(AM)で米国東部標準時(タイム・ゾーンはUTCから5時間遅れ)に相当します。1994-11-05T13:15:30Zは同じ時刻の例です。
一般的な事柄については、「1.1.1 フィールド・タイプについて」を参照してください。
フィールド定義の規則
DateTimeフィールドをリポジトリに定義するときの規則は以下のとおりです。
長さ |
19桁または21から29桁の長さにすることができます。省略値は 26 桁です。小数部は自動で計算されます(19桁の場合小数部は0桁、それ以外は小数部=長さ-20桁)。 |
有効な鍵盤シフト |
ブランク |
許容される属性 |
AB、ASQN、CS、DUTC、FE、ISO、ND、RA、RL、RLTB、SUTC、TCYC、TCYU および TCYX. 注記:ISO表示形式を選択する必要があります。 |
編集オプション |
不可 |
デフォルト |
*SQLNULL。デフォルトでASQNが有効になります。 |
フィールド定義の注意事項
使用規則
区画タイプ |
|
ファイル |
DateTimeフィールドはRDMLXファイルでのみ使用することができます。DateTimeは実フィールドまたはキーとして使用することができます。キー・フィールドとして使用する場合は、以下の「警告」に留意してください。 |
論理ビュー |
DateTimeをキー・フィールドとして使用することはお勧めしません。 |
仮想フィールド |
DateTime はコード・フラグメント仮想フィールドと共に使用できます。 |
事前結合フィールド |
不可 |
RDML コマンド |
DateTimeは独自タイプに分類されます。RDMLコマンドの数値または英数字コマンド・パラメータには無効です。 |
組み込み関数 |
Timeを組み込み関数で使用する場合、Timeは独自のタイプに分類されるので数値または英数字の引数には無効です。 |
特殊値 |
*NULL、*HIVAL、*LOVAL、*REMEMBERED_VALUE |
変換 |
Dateフィールドは、Alpha、Signed、Packed、String、またはCharに変換することができます。詳細については、「フィールド・タイプ変換」を参照してください。 |
使用に関する注意事項
警告
プラットフォームについて
ヒントとテクニック
次のトピックも参照してください。