Floatは概数の数値フィールドで、浮動小数点数値データ(SignedやPackedなど固定小数点数値フィールドと対照的なデータ)を保管します。浮動小数点データは概数です。このフィールド・タイプの範囲内で、すべての値が正確に表されるわけではありません。Floatは、LANSAでは数字に分類されます。
Floatタイプのフィールドは算術演算式だけで使用することができます。コンポーネントやファンクションでFloatを表示することはできません。
Floatでは値を保管するためのバイト数を定義します。バイト数が大きくなるほど、数字の正確度は増します。4バイトのFloatは6桁以内であれば正確です。8バイトのFloatは15桁以内であれば正確です。
次のテーブルはFloatで考えられる各バイト長の正確な長さの一覧です。正確な長さはSignedまたはPackedフィールドの実際の長さに相当すると考えることができます。考えられる実行時の小数点以下桁数もテーブルに示されています。
|
一般的な事柄については、「1.1.1 フィールド・タイプについて」を参照してください。
フィールド定義の規則
Floatフィールドをリポジトリに定義するときの規則は以下のとおりです。
長さ |
Floatは4または8バイト長にすることができます。小数点以下桁数は必ずゼロにします。 |
有効な鍵盤シフト |
ブランク |
許容される属性 |
AB、ASQN、CS、FE、ND、RA、RB、RL、RLTB |
編集オプション |
不可 |
デフォルト |
*NULL |
使用規則
区画タイプ |
|
ファイル |
FloatはRDMLXファイルでのみ使用することができます。Floatは実フィールドとして使用することができます。Floatをキー・フィールドとして使用することはお勧めしません。 |
論理ビュー |
Floatをキー・フィールドとして使用することはお勧めしません。 |
仮想フィールド |
Float は演算仮想フィールドでのみ使用することができます。Float はソース・フィールドとしても使用できます。 Float はコード・フラグメント仮想フィールドと共に使用できます。Float をサブストリング、連結、または日付仮想フィールドで使用してはいけません。 |
事前結合フィールド |
Floatは数値事前結合フィールドに使用することができます。 |
RDML コマンド |
Floatタイプのフィールドは算術演算式だけで使用することができます。 例えば、DISPLAY、REQUEST、POP_UP、DEF_HEAD、DEF_FOOT、DEF_BREAK、およびDEF_LINEは、Floatタイプのフィールドをサポートできません。Visual LANSAコンポーネントはFloatタイプのフィールドを表示するメカニズムはありません。 |
組み込み関数 |
Float を組み込み関数で使用する場合、有効な引数のタイプは「N」です。 Floatタイプのフィールドは、実行時に0から15桁の間のどこにでも小数点を持つことができるため、一般的にBIFの数値引数には不適切であると考えられています。実際の小数点位置を予測することが不可能なためです。 |
特殊値 |
*NULL、*NAVAIL、*HIVAL、*LOVAL、*REMEMBERED_VALUE |
変換 |
FloatからDateやTimeフィールドへ変換すること、またその逆の変換は誤りです。詳細については、「フィールド・タイプ変換」を参照してください。 |
使用に関する注意事項
プラットフォームについて
ヒントとテクニック
次のトピックも参照してください。